平均はどれくらい?
年代別に見る転職回数の平均
厚生労働省の調査によると、転職回数は年齢とともに増加する傾向があるそうです。
20代では「1~2回」の割合が最も高く、20~24歳では約7割、25~30歳では半数近くの人が転職を経験しています。30代になると複数回の転職を経験する人の割合がさらに増えます。30~34歳は1~3回の割合が最も多いんですが、35~40歳になると3回以上の割合が高まり、4回以上の転職を経験する人も目立つようになります。
40代ではさらに転職回数が増え、4回以上の経験者が一般的になります。40~44歳では転職回数が6回以上という人が2割を超えています。50代においても同様の傾向が続きますが、40代とは異なり、4回以上の転職経験を持つ人が多数を占めています。
このことから、若年層は転職回数は少なく、年齢が上がるにつれて転職回数が増加していくことがわかります。
看護師の転職回数はどこまでが普通?
看護師は女性が多いこともあり、ライフイベントで働き方が変化する職種です。転職経験がある人も少なくありません。日本看護協会の調査でも看護師の約半数が「転職したことがある」と答えています。さらに、転職経験者の働いた職場数を見ると「1~2カ所」が半数、「3~4カ所」が3割強で、平均は3カ所でした。年代が上がるほど転職回数が増える傾向も共通しています。
そもそも看護師が転職する理由とは
転職理由として多いのは、結婚・妊娠・出産・育児・介護といったライフイベントの変化、同僚との人間関係、キャリアアップ、心身の負担などです。現場のリアルを知っている人なら「あるある」と感じる内容ばかりでしょう。
では、どこからが「転職が多い」と見なされるのでしょうか?実は年代によって基準が変わるため、採用側は年齢や経験年数を踏まえて判断しています。
20代は看護師としての土台を作る時期です。1~3回の転職なら「自分に合う職場探し」と好意的に受け取られやすいのですが、4回以上になると「忍耐力が弱いのかも」とネガティブな印象を持たれてしまう可能性が高まります。
30代は結婚・出産・育児など、ライフイベントに変化が起きやすい時期なので、5回くらいまでなら生活事情として理解される傾向があります。
40代以降は、「育児が落ち着いてフルタイム復帰したい」「老後資金のために収入を増やしたい」などの理由から働き方のニーズが変わる年代です。7回程度までは「経験豊富」と評価されることもありますが、10回以上になると「安定性に欠ける」と判断されてしまうので注意が必要ですよ。特に40代以上の採用では「長く働いてほしい」という意識を採用側も強く持っているため、転職理由の説明がとても重要になります。